お知らせ
2021年7月2日
MSCベリッシマ 2021年11月より運航再開!についてのコラム
2021年の日本発着外国船の運航再開に向けて、MSCベリッシマが動き出しました。
これまで、運航中止のご連絡を差し上げるたび、私どもも心が引き裂かれるような、つらい気持ちになりましたし、お客様は本当に残念で悲しい思いをされてこられたと思います。
弊社では、2021年秋・冬のMSCベリッシマの運航再開の可能性は高いと考えています。その理由をご説明をさせていただきます。
MSCベリッシマをはじめとする外国籍の船が日本発着のコースを運行するには、大きく4つの課題を克服する必要があります。
1、運航再開のためのガイドラインの制定
2、ガイドラインに沿った船内、並びに寄港地の対応の確認
3、海外の港の外国船入港受け入れ
4、日本帰国後の14日間隔離期間の撤廃
これらの課題に対応する機関、組織は多岐にわたります。現在、複数の機関が一丸となり、安全が保たれた外国船クルーズの運航再開に向けた取組みが稼働しています。
MSCベリッシマの秋・冬のコースの運航に現実味がある最大の理由は、ワクチン接種の拡大です。
現在、多少の遅延はあるものの、ワクチン接種は急ピッチで進んでいます。7月1日現在、ワクチン接種回数は4490万回。12.1%の方が既に必要回数のワクチン接種を完了しています。6月の必要回数のワクチン接種率は8%で推移しており、1か月で1,110万人が必用回数の接種を完了しました。
このままの伸び率で推移すれば、9月末までには約5千万人が必要回数の接種を完了する計算となります。全人口の約44%がワクチン接種を必要回数完了していることとなり。いよいよコロナ禍からの脱却が見えてきます。
現在、MSCベリッシマはアラブ首長国連邦のドバイに係留されており、日本に船が回送されるまで、PCR検査などを含め約45日必要です。
10月上旬に船を動かすことができれば、11月中旬からのクルーズが物理的に可能であり、11月13日からの運航再開は、極めて妥当な決定だといえます。
クルーの多くは、フィリピンやインドネシア、マレーシアなど東南アジア出身者が多く、MSCベリッシマが日本へ船を回送するルート上にこれらの国々が位置することは、幸運だといえます。
まだまだ予断を許しませんが、7月1日現在、日本国内のコロナ感染者数の7日平均トレンドは横ばいで推移しています。
オリンピックが成功し、感染者が減少すれば、いよいよ経済回復のきっかけを手にすることができると期待しています。
最後に、2021年の秋・冬コースは、クリスマスと年末年始を船で迎えることのできる特別な航路も用意されています。
素敵な雰囲気のクリスマスクルーズ。皆で盛り上がるカウントダウン。そして洋上で迎える初日の出と、船内はイベント尽くしになること間違いありません。
MSCクルーズは、2020年8月より地中海で既にクルーズの運航を再開しており、現在では、エーゲ海での運航も再開しています。
外気導入100%。非接触型デバイスを導入するなどのハード面での対策、並びに約1年間に及ぶコロナ禍でのクルーズ運航というソフト面での経験は、MSCベリッシマの日本発着クルーズが最大限の安全性を保ちながら復活する上での大きな支えとなる事でしょう。
MSCベリッシマの「bellissima」とは、イタリア語で「美しい」を意味します。
2総吹き抜けで、LEDにより変幻自在に変化する天井が美しいプロムナード。いつでも快適な全天候型プール。言葉を使わずに魅せるイタリアンスタイルのショー。
優美で美しい大迫力のMSCベリッシマで、2021年のうちに洋上の旅へと出発できることを強く願っています。